iPhoneでは特定のバージョンよりセキュリティ関連の警告メッセージが出るように改良されています。そのため、素人でもセキュリティ対策のし忘れに気づきやすくなったのですが、それでも気づかない人はいます。それどころか無視する人もいるので、この記事では表示される警告メッセージの危険性とその対処方法について紹介しています。iPhoneを使っている人はぜひ一度この記事に書いている情報をご確認ください。
パスワード関連の警告メッセージが出る理由とは
パスワード関連の警告メッセージが出た場合、多くの原因はパスワードを使いまわしたことで、悪意ある人にパスワードが知られてしまった可能性を指摘するものです。よくあるパスワードを知られてしまう事例は、懸賞品やライブのチケットを販売しているサイトに対して、複数のアカウントを使い応募や購入をしようとする行為をしているときです。
面倒だからとパスワードを同じように設定してアカウントを作った影響で、悪意ある人がそれにつけこみパスワードを総当たりで検索した結果漏洩してしまいます。
パスワードが漏洩した場合の対処方法
このパスワードはデータ漏洩で検出されたことがあるためという警告メッセージが表示された場合、該当のパスワードがGoogleクロームなどのウェブブラウザに保存されていないかを確認してください。もし同じパスワードが保存されているWEBサイトのデータがある場合、該当のアカウントも漏洩の危険があるパスワードかもしれません。
そのため、各サイトのやり方に沿ってパスワードを必ず変更してください。
漏洩しにくいパスワードの設定方法
このパスワードはデータ漏洩で検出されたことがあるための効果的な解消方法は、漏洩の危険があるパスワードを利用しないで、防止策を講じることです。ただし複数のアカウントのパスワードを管理するのは大変なので、パスワードを設定するときはGoogleのパスワード作成アプリを使ってください。
パスワード作成アプリはGoogleクロームにデフォルトで実装されている機能で、自動的に予想されにくいパスワードを作ることができます。しかもそのパスワードはGoogleChrome内に保存されるため、パスワードを思い出さなくてもログインできるようになります。
ワンタイムパスワードを使ってみよう
このパスワードはデータ漏洩で検出されたことがあるためを解消するには、ワンタイムパスワードの利用がおすすめです。このパスワードはデータ漏洩で検出されたことがあるためが発生する理由は、漏洩の危険があるパスワードを利用した場合だけでなく、WEBサイトのサービス提供側に問題がある可能性もあります。
仮にサービス提供側に問題がある場合、どんなに予想しにくいパスワードを設定しても不正ログインされてしまう可能性があります。しかし、不正ログインされても、ワンタイムパスワードなら一度使ったパスワードは使えなくなる上に、本パスワードとワンタイムパスワードの双方が正しく入力されないとログインされる心配はありません。
グーグルが提供しているワンタイムパスワードを使ってみよう
グーグルではAuthenticatorというワンタイムパスワードの公式アプリが配信されています。このアプリは、特定のスマホと特定のWEBサービスをIDで紐づけておき、ログインするときに専用のパスワードを発行するアプリで、iphoneで使うことが可能です。
ログインするには、WEBサービス側のアカウントで設定したパスワードと、Authenticatorのアプリ上に表示されるパスワードを正しく入力する必要があります。しかもAuthenticatorに表示されるパスワードは、数十秒で使えなくなってしまうため、不正ログインをかなり困難なものにできるメリットがあります。
まとめ
複数のサービスで使う同じパスワードは、漏洩の危険があるパスワードなので絶対に使わないでください。もしパスワードの使い分けが面倒な人は、グーグルが公式に提供しているパスワード作成機能やアプリを利用しましょう。作成されたパスワードはGoogleChrome内に保存されている上に、ワンタイムパスワードを設定しておけば、不正ログインされる可能性はかなり低くなります。