セキュリティソフトとして高い性能を評価されているカスペルスキー日本禁止の噂が持ち上がり、利用者を不安にさせています。そこでこの記事では、カスペルスキーが本当に日本で禁止になってしまったのか調査した結果を紹介しています。なぜこのような噂が出てしまったのかその原因についても紹介しているので、カスペルスキーを利用している人はぜひこの記事の情報を確認してください。
カスペルスキーが日本で禁止されたのは本当か調査した結果
カスペルスキー日本禁止が発表されたという話は嘘です。実はセキュリティソフトの中には、国家安全保障の観点から利用を禁止しているソフトもあります。そんな現状を見たユーザーが日本でも禁止されるのではと勘違いして噂が拡散してしまったようです。したがって、2025年現在もカスペルスキーは運営されており、公式サイトからも運営停止は発表されていません。
カスペルスキーの使用が禁止されている国とは
カスペルスキー日本禁止は発表されていませんが、2025年現在までに以下の国々でカスペルスキーの使用と販売が禁止されています。
- アメリカ
- イギリス
- オーストラリア
- 欧州連合の一部加盟国
- ベラルーシ共和国
- オマーン
- パキスタン
- カタール
- イラン
- サウジアラビア
- 中国
なお、ベラルーシ共和国以下6か国ではカスペルスキーのVPNの利用が禁止されており、カスペルスキー自体は使えるようになっています。
海外でカスペルスキーが禁止されている理由について
各国はカスペルスキーの販売と使用を禁止にしている理由を、見逃せないセキュリティリスクが存在するからと発表しています。一方カスペルスキー日本禁止は発表されておらず、各国からもどんなセキュリティリスクが存在するのか発表されていません。いずれにしても、海外の行政が使用を禁止するほどの危険性が日本国内にないとも限らないので、カスペルスキーの使用を敬遠している日本ユーザーも一定数存在するようです。
そんな状況を見た人がカスペルスキー日本禁止が発表されたと勘違いするのも納得できます。
カスペルスキーの禁止と戦争の関係性について
現在世界ではロシアとウクライナが戦争していることが有名ですが、カスペルスキーもこの影響を受けているのではと噂されています。というのも、カスペルスキーの運営元は国家が管理している組織が含まれているため、インストールした場合スパイウェアなどのリスクがないかと各国から疑われています。そのため、カスペルスキー日本禁止は発表されていませんが、海外では使用と販売を禁止しています。
しかし、近いうちにカスペルスキー日本禁止が発表される可能性も無いとは断言できません。というのも、日本ではロシアのウクライナ侵攻を検討した結果、国内の外交官の退去を要求しているからです。また、日本はロシアよりもウクライナ側に援助しているため、日本禁止を発表しなくてもロシア側が輸出を制限するかもしれません。
カスペルスキーを使って被害に遭った人がいるか調査した結果
カスペルスキーを日本国内で使って何らかの被害に遭ったという報告は確認できませんでした。そのため、カスペルスキー日本禁止を行政も発表していません。しかしながら日本国内ではロシアからの輸入を段階的に禁止していくことを発表しており、特に2027年までに全てのロシア産エネルギーの輸入禁止を発表したことは大きな話題になりました。したがって、カスペルスキー日本禁止ももしかしたら段階的な輸入禁止項目の中に入るかもしれないので、カスペルスキーをインストールしている人は別のセキュリティソフトに変更を検討したほうがいいかもしれません。
まとめ
カスペルスキー日本禁止の噂が出たのは、一部の国々でカスペルスキーの販売と使用が禁止されてしまったからです。2025年現在日本国内ではカスペルスキーの使用と販売は禁止されていませんが、不安定な世界情勢を鑑みると今後日本国内でも禁止されてしまう可能性もあることでしょう。したがって、心配な人は早めにセキュリティソフトを変更したほうがいいかもしれません。