皆さんは、iPhoneで使えるiCloudにキーチェーン機能があることをご存知でしょうか?聞きなれない言葉な上に一見面倒臭そうだと使うのを躊躇ってしまいますよね。そこでこの記事では、設定すると便利になるiPhoneで使えるiCloudキーチェーンの設定方法を紹介しています。パスワード管理が面倒だと感じる人はぜひ参考にしてみてください。
iPhoneのiCloudキーチェーンって何?
iPhoneのiCloudキーチェーンとは、複数の端末で各WEBサイトやアプリのパスワードを共有する機能です。グーグルクロームを使っている人は、パスワードマネージャーという名前のほうがしっくり来ると思います。
iCloudキーチェーンが安全な理由とは
iCloudキーチェーンとは、IDやパスワードを解読できない暗号情報にした上でクラウド上に保存しているので、安全性は極めて高いです。また、iCloudキーチェーンを使うにはパスコードやフェイスIDなどの複数の認証システムを使う必要があります。したがって、第三者が勝手にiCloudキーチェーンの端末に設定することができないようになっています。
パスワードマネージャーとiPhoneのiCloudキーチェーンはどっちが便利?
パスワードマネージャーとiCloudキーチェーンは、どちらも同じくらい高いセキュリティレベルを維持できるので、使いやすいほうをおすすめします。パスワードマネージャーは、使う端末を変えてもGoogleアカウントのパスワードさえ入力できれば他のパスワードを覚えることなく使うことができます。
一方iCloudキーチェーンは、使っている端末にあらかじめiCloudキーチェーンを設定しておく必要があります。しかし設定している端末からのアクセスなら、パスワードを共有できるメリットがあります。
iCloudキーチェーンって本当に便利なの?
iCloudキーチェーンとは、高いセキュリティレベルを維持しながらパスワードやID情報などを複数の端末で共有できる非常に便利な機能です。ただし、iCloudキーチェーンはiCloudに対応している端末でしかパスワードやIDを共有できないため、Apple製品以外の端末を持っている人はグーグルのパスワードマネージャーでいいでしょう。また、iCloudキーチェーンはパスワードを共有することになるため、共有した相手が誤って漏洩してしまう可能性もあります。したがって、共有する相手を選ばないとクレジットカードなどの情報が不用意に拡散されてしまう危険性もあります。
iCloudキーチェーンを設定するべきか迷っている人はこちら
iCloudキーチェーンとは何かを把握した上で、設定するべきか迷っている人は、一度試してみることをおすすめします。iCloudキーチェーンの良いところは、仮に端末を無くしてパスワードやID流出の危険性に遭遇した場合に対応できるところです。
iCloudキーチェーン自体に遠隔操作で解除する方法はありませんが、端末のアクティベーションを別の端末から解除すればパスワードが不用意に拡散される心配がありません。また、iCloudには無くした端末を探す機能も搭載されているので、もし家や職場に置き忘れただけならアクティベーションロックを解除しなくても問題ないでしょう。
まとめ
iCloudキーチェーンとは、IDやパスワードを暗号化してクラウド上に保存し、複数の端末で共有できるシステムです。ただし、便利な半面iCloudキーチェーンを共有する相手を選ばないと不用意に個人情報を拡散してしまう可能性があるため、注意が必要です。もし端末を無くして個人情報流出の危険性が出てきたときは、遠隔操作を使ってアクティベーション機能をオフにすることでiCloudキーチェーンを無効化することが可能です。