パソコンやiPhoneを強制終了できないときの対処法!原因やリスクは?

クリックしてもタップしてもパソコンやiPhoneが何も反応しないことありませんか?特にいきなり反応しなくなると、強制終了するための操作もできず困りますよね。そこでこの記事ではパソコンやiPhoneを強制終了できないときの対処方法を紹介しています。ただし、この記事で紹介している対処方法はリスクもあるのでその点を含めた上でご利用ください。

パソコンが強制終了できないときの対処方法

パソコンが強制終了できないときの対処方法は、無限に起動し続けているタスクを終了する必要があります。パソコンはOSに致命的なエラーが出たりして操作不能になると、MicrosoftやAppleに操作不能になったときのレポートを提出する機能があります。実はこれ便利な機能に思えて、パソコンが強制終了できない原因にもなっており、タスクバーでレポート提出アプリを終了させても何度も起動しようとしてきます。

対処するには、インターネット接続を切ってからタスクマネージャーでWindowsErrorReportingを終了してください。次にWindowsのサービスメニューからWindowsErrorReportingServiceをダブルクリックし、スタートアップの種類を無効にしましょう。ただし、無効にすると各アプリケーションのエラーが把握できず、対処が遅れるリスクがある点に注意してください。

無効化するべきおすすめサービスとは

そもそもパソコンが強制終了できない原因は、動作に必要なリソースが確保できないことにあります。したがって、以下の一覧表で紹介しているような不要なWindowsサービスは、無効化すると強制終了できなくなる原因を排除できます。なお、それぞれ無効にするとリスクがあるので、各々自分に不必要だと思った場合にのみ無効化しておきましょう。

サービス名無効にしたときのリスクについて
RemoteRegistry遠隔操作でレジストリが操作できなくなりますが、家庭用では使わない機能です。
SecondaryLogonアプリやプロセスを別のユーザーとして実行ができなくなります。
SensorMonitoringServicePCにセンサー機能がないなら無効化してもリスクはありません。
SensorDataService
SmartCardスマートカード関連の機能が使えなくなります。パソコンにカードリーダーを取り付けてマイナンバーカードを使っている人は、この機能が使えなくなるので注意してください。
SmartCardDeviceEnumerationService
SmartCardRemovalPolicy
CertificatePropagation
ShellHardwareDetectionデバイスに外付けドライブを接続したときの通知機能なので、無効にすると通知が出なくなります。
XboxAccessoryManagementServiceXbox関連の機能なので、Xboxを使っていなければ無効にしてもリスクはありません。
XboxLiveAuthManager
XboxLiveセーブデータ
XboxLiveネットワーキングサービス

絶対に強制終了できる方法とリスク

パソコンが強制終了できないときは、電源ボタンを数秒間押すと絶対に強制終了できます。ただし、電源ボタンを押して強制終了すると、パソコンの電源が入らなくなるリスクがあります。これはパソコンの中に必要以上の電力が帯電しているためで、放電すれば電源が入る可能性があります。パソコンを放電するやり方は、アダプターやバッテリーなど周辺機器を全て取り外した状態で電源ボタンを10秒以上押すだけです。

注意点は人間に静電気があるとさらに帯電状態を悪化させる危険性があるため、周辺機器を外す前に一度素手でドアノブやドライバーなど金属部分に触れてから対処してください。また、帯電しているとACアダプターを外してもしばらく電源ランプがついている場合があるので、安全のために電源ランプが消えてから放電作業をしましょう。

iPhoneが強制終了できないとき対処方法

iPhoneはパソコンが強制終了できない事情とは違い、機種のバージョンによって方法が違います。iPhone6sやiPhoneSEのようにホームボタンがある機種は、画面にAppleのロゴが表示されるまでホームボタンとサイドボタンやトップボタンを長押しします。一方iPhone7のようにホームボタンが無い機種は、Appleのロゴが表示されるまでサイドボタンとボリュームを下げるボタンを同時に押します。最後にiPhoneX以降やiPhone8やiPhoneSEの第二世代以降の機種は、ボリュームを上げるボタンを押してすぐ離し、下げるボタンを押してすぐ離したあとにAppleのロゴが表示されるまでサイドボタンを長押ししてください。

iPhoneが強制終了できない原因

iPhoneが強制終了できない原因の多くは、OSや機種が古いことによるものです。特にバージョンの古いIOSはトラブルが発生しやすく、新しいアプリとの互換性も無くなっていきます。したがって、アプリを起動したらいきなりフリーズして強制終了もできなくなったというトラブルが多発しています。解決するにはIOSのバージョンを新しくする必要がありますが、古い機種はアップデートできない場合があるので、新しいiPhoneの購入をおすすめします。

アップデートしなかった場合のリスク

iPhoneもパソコンと同じくアップデートしないと、さらに強制終了できない原因を作ってしまう可能性があります。過去にはバッテリーを使うような激しい使い方をしていないのに、バッテリーが熱くなったりバッテリーがすぐに減るエラーもありました。最新機種や最新バージョンのIOSはそれらの原因を解消できているので、iPhoneは出来る限り新しい機種やOSにしましょう。ただし、iPhone17は現在アプリ側の不具合が発生して強制終了などを含めたユーザー側の対処が難しい事例が多いので、買うならiPhone16をおすすめします。

まとめ

パソコンやiPhoneが強制終了できない理由は、アプリなどのソフト面によるものとハード面によるものとに分かれています。ソフト面によるものは、該当のアプリやサービスを起動しなくしたり、最新のアップデートにすることで解決できます。対してハード面は帯電しているだけなら放電して解決することもできますが、OSやアプリのバージョンが古い機種はパーツも劣化しているので、早めに新しい機種にすることをおすすめします。