皆さんは個人情報漏洩という言葉を漠然とした知識の中で認知していて、結局分からないから何も対処しなくなっていることはありませんか?そして知らない内に大きなトラブルに発展していることも珍しくないことでしょう。そこでこの記事では、個人情報漏洩されたらどう対処すれば良いのかを紹介しています。
個人情報漏洩された場合の基本的な対処方法について
個人情報漏洩されたらまず漏洩元を調べましょう。昨今では漏洩してしまった企業が公式に漏洩したことを公表していることも珍しくなく、対処方法を記載している場合もあります。また、大規模に個人情報漏洩されたらネットニュースになっている事例も多いので、日頃から個人でニュースを確認しておくのも重要です。
クレジットカードの情報漏洩に関する対処方法とは
個人情報漏洩されたら一番怖いのはクレジットカードですが、個人でできる対処方法を知っておけば被害を未然に防ぐことが可能です。例えば漏洩元からクレジットカードに関する個人情報漏洩のアナウンスがあった場合、クレジットカードに設定されているパスワードを変更してください。特にログインIDやパスワードの変更は重要で、可能ならワンタイムパスワードの設定も忘れないでください。
ワンタイムパスワードとは、ログインする時に一度しか利用できないパスワードのことを指します。さらにワンタイムパスワードは、設定した連絡方法にしか転送されてきません。そのため、クレジットカードのパスワードが漏洩してもワンタイムパスワードが分からないと第三者はログインできないため、クレジットカードの悪用を防ぐことができます。
セキュアコードで個人情報漏洩に対処してみよう
個人情報漏洩されたら、各々個人でクレジットカードのセキュアコードが設定されているかを確認することも重要です。セキュアコードとはクレジットカード裏面に記載されている番号のことで、セキュアコードが分からないとワンタイムパスワードの転送すら行われないようになっている場合があります。
さらにカード番号や自身の誕生日など、様々な個人情報を組み合わせることで第三者からの不正利用を防げる仕組みになっています。したがって、漏洩元から具体的に漏洩された個人情報の種類が発表されている場合は、それらの情報を使ってログインできる手段の全てのパスワードを変更しておきましょう。
電話番号の情報漏洩に関する対処方法
もし電話番号が個人情報漏洩されたら、不信な電話番号からの連絡に注意して、個人でできる範囲の対処方法を実践しましょう。最も代表的な事例が日本国外からの電話連絡を拒否する方法です。電話番号の漏洩先の多くは海外の犯罪組織であることも多く、不信な番号からの電話を取った結果、海外の言葉の機械音声が流れてきたといった体験談も多く報告されています。
したがって、非通知と電話番号に国番号が表示されている連絡先からの電話は受け取らないようにしましょう。国番号とは国際電話を使うときに必要な番号で、日本国外から国内の電話にかけるには必ず日本の国番号である81を付ける必要があります。そのため海外からの連絡に心当たりの無い人は、国番号が表示された連絡先からの電話を受け取る必要はありません。
メールアドレスの情報漏洩に関する対処方法
メールアドレスが個人情報漏洩されたら、個人でも分かる注意点を確認しましょう。まずクレジットカードに関するメールが送信されてきた場合、自分が契約しているサービスからの連絡かを確認しましょう。特にイオンやAMAZONのクレジットカードは要注意で、本物とは見分けのつかない偽メールを送り、メール本文に記載されたフィッシング詐欺用のリンクをクリックさせようとしてきます。
リンクや添付ファイルをクリックしなければ個人情報漏洩の被害が拡大することもありません。しかし迷惑メールが届く度に確認は面倒なので、プロバイダーやセキュリティソフトが提供している迷惑メール対策サービスで対処しておきましょう。
まとめ
個人情報漏洩されたら、漏洩元の発表を確認してどんな種類の個人情報が漏洩したのかを理解しておきましょう。漏洩した情報の種類によって対処方法やどんな現象が起きるのかも違ってきます。特にクレジットカードなどのお金関連は公式にセキュリティ関連の対処方法を配備していることが多いので、それらのサービスを利用することで被害の規模を減らすことが可能です。