電話回線を使ったインターネットは使えなくなる?対象になる回線をご紹介

インターネット回線を契約するときに、度々トラブルの原因などで話題になるのが電話回線です。しかし、近々電話回線を使ったインターネットが使えなくなると話題になっているので、この記事ではそれらの真実を紹介しています。対象になる回線を紹介すると共に、回線の種類が分からない人にも分かりやすく解説しているので、ぜひご覧になってください。

電話回線を使ったインターネットが使えなくなる危険性とは

2025年現在電話回線を使ったインターネット回線は、設備の老朽化や契約数の減少などで使えなくなる可能性があります。一部の会社では既に電話回線を使ったインターネット回線の新規契約を終了しており、光回線へ契約しなおすように推奨しているところもあります。

電話回線を使ったインターネットの種類を紹介

電話回線を使ったインターネットとは、以下の5種類でそれぞれ回線速度に違いはありますが、光回線と比較すると低速度なので多くの会社では新規契約を終了しています。

  • ADSL
  • VDSL
  • ISDN
  • アナログ回線

アナログ回線とはパソコンと電話回線を直接結び通信するインターネットで、専用の機材がなくてもインターネットに接続できます。しかし、非常に低速回線でインターネットと電話を同時に使えないデメリットがあります。一方ADSLとISDNは専用のルーターを使うことで電話とインターネットが同時に使える上に、アナログ回線よりも高速です。しかし、低速回線なので徐々に利用されなくなっています。そしてVDSLは電話回線を使ったインターネットの中でも非常に高速です。しかし、ISDNとADSLと共に、新規契約を終了していることに加え、将来的にはインターネットに接続できなくなります。したがって、ADSLとISDNとVDSLの人は光回線でインターネットに接続できるようにしましょう。

インターネット回線が使えなくなるかもと不安な方へ

電話回線を使ったインターネット回線かどうかが分からない人は、現在使っているインターネットルーターにONUという表記があるかを確認してください。ONUとは光回線でインターネットを繋ぐときに必ず使う機材です。それ以外の機材を使っている人は、電話回線でインターネットを繋いでいる可能性があるため、将来的にインターネットが使えなくなる可能性があります。

そのため、契約しているインターネット回線業者から光回線への移管推奨をお知らせする手紙やメールが届いていないかを確認してください。もし届いているときは、無料で回線工事をしてもらえる場合があるので、必ず2026年1月までに申し込んでおきましょう。

インターネット回線の移管手続きを行うときの注意点

電話回線を使ったインターネットから光回線に移管手続きを行うときは、必ず事前に建物の管理者に確認を取ってください。集合住宅の場合は工事の際に管理者が立ち会う必要があり、無許可で工事を行うことができません。また、設備によっては光回線への移管工事ができない場合があるので、その時は既存のVDSL回線を使ってインターネットに接続していくことになります。

既に電話回線を使ったインターネットが使えなくなる建物は確認済みのようで、NTTを始めとした各回線業者では該当の建物を公表しています。参考URLに記載されているのは、NTT西日本が発表している該当建造物なので契約している回線業者がこのようなリストを発表していないか確認してみましょう。

参考URL:NTT西日本

まとめ

電話回線を使ったインターネットは将来的に使えなくなりますが、光回線で契約しなおすことで2026年以降もインターネットに接続できます。ただし、光回線でインターネットに接続するには工事が必要なので、必要に合わせて関係各所に報告と確認を行ってから工事をしてもらいましょう。なお、インターネットの回線業者によっては、工事が必要になる建物の情報を公開していることがあります。