パカパカという代名詞を再び使うほどに根強い人気のある折りたたみスマホですが、すぐ壊れるなどの噂もあり、中々購入に踏み切れない人もいることでしょう。
そこでこの記事では折りたたみスマホの後悔しない選び方と、インターネット上で分かる不具合実態調査の結果を紹介しています。様々な不具合の噂があるようですが、果たして安心して使えるほどの性能を持っているのか、気になる人はぜひご覧になってください。
買って満足できる折りたたみスマホの選び方
折りたたみスマホを買って後悔しない方法は、必ず店頭販売で購入することです。理由は折りたたみスマホは通常のスマホよりも重量があるからです。買って後悔する人の中には買って初めてその重さを知り、やっぱり通常のスマホのほうが良いと感じる傾向が散見されています。しかし、店頭販売ならば実際の重量と同じ重さの鉛を入れたサンプルを置いているお店もあるので、長時間使っても手首が疲れそうにないかを直に体験できるメリットがあります。
そこで折りたたみスマホを買うときは、以下のようなお店で買うことをおすすめします。
- ヤマダ電機
- ビックカメラ
- コジマ電気
- ケーズデンキ
- ヨドバシカメラ
値段の高さを十分理解した選び方
折りたたみスマホを買って後悔する人の中で、特に多いとされるのが値段に対する効果を実感できない人です。通常のスマホは安ければ1万円以下で買えますが、折りたたみスマホは10万円以上するものも多く、これだけの価格差があるにも関わらず機能はほとんど同じです。
したがって、ファッション感覚で買いたい人か、以下に紹介するような折りたたみスマホによくある機能を使いたい人に買うのをおすすめします。
- 2つの画面を使い分けられるマルチタスク機能
- スタンド無しに立てかけられる視点調整機能
- サブディスプレイのみでも作業ができる機能
個人的にマルチタスク機能が欲しいなら10万円で高性能なノートパソコンを買えますし、スタンドが欲しいなら100円ショップで売られているものでも代用できます。わざわざサブディスプレイで操作する必要性を感じないので、同じ感覚の人は通常のスマホで良いかもしれません。
耐久性の低い折りたたみスマホに後悔しないためには?
折りたたみスマホは本体やディスプレイにヒンジが使われているため、ヒンジの耐久性が低いとすぐに壊れて後悔することになります。そこで、ここではインターネット上に投稿されていた、折りたたみスマホのヒンジの耐久性の評判についてまとめてみました。
GooglePixel9ProFoldの評判
GooglePixel9ProFoldは従来の折りたたみスマホとはヒンジの仕組みを変えて耐久性をあげており、折りたたみスマホを購入した人の中でも特に後悔の声が少なかった機種です。ただし、防塵と防水機能があまり高くないので、砂埃が入り込むことによるヒンジの不具合を指摘する声がありました。
したがって、できれば強風なども含め悪天候のときはあまり使わないほうが良いかもしれません。
SamsungGalaxyZFold7の評判
SamsungGalaxyZFold7は、50万回の折り曲げ耐久テストに合格した機種として発売されたことが有名です。1日100回スマホを開け閉めしても5000日持つことになるので、かなり耐久性は高いと見てよいでしょう。ただし、2025年8月に発売された機種なので、折り曲げテストの成果が出ているかどうかは分かっていません。
ただし、ヒンジの耐久性をあげることで、ヒンジの使いやすさを損なっている様子はなく、折りたたみスマホの中でも後悔の声が少ない機種と言えるのではないでしょうか。
motorolarazr50の評判
motorolarazr50は折りたたみスマホとしては8万円台で購入できる安価な機種ですが、不具合の声も多数ありました。特に多かったのはディスプレイ関連のトラブルで、保護フィルムを使うと折りたためなくなってしまったり、ディスプレイのレスポンスが良好ではないなどの不具合が確認されています。
しかも、これらのトラブルは発売してから一年も経過していない2025年8月現在に発生しているので、かなり初期不具合の多い機種として認知されてしまっているようです。
横折りと縦折りはどういう基準で選んだらいいの?
折りたたみスマホの横折りタイプは、開くと大画面でスマホを操作できるメリットがあり、縦折りはガラケーのように折りたためて機種によってはサブディスプレイがあります。そこで、コンパクトなノートパソコンを使う感覚でスマホを使いたい人や、大画面でスマホゲームをしたい人には横折りたたみスマホのほうが後悔しません。一方縦折りスマホは手軽に開け閉めができるほどコンパクトで、持ち運びに便利です。
また、細かくサブディスプレイとメインディスプレイの役目を決められるので、移動中などの空き時間にも仕事をしたい人は縦折りたたみスマホのほうが後悔しないでしょう。
折りたたみスマホで一番多い不具合の実態を調査
折りたたみスマホの不具合で、一番後悔の声が多い不具合はバッテリーの少なさです。折りたたみスマホはディスプレイを大きくしたり、2個つけたりしている仕様上バッテリーの消耗が激しく、中には1年足らずで充電ができなくなったという声もあります。特に安価なモデルの折りたたみスマホに多く、中には充電ケーブルを差し込んだ状態じゃないと電源が入れられないと深刻な不満の声をあげている様子も散見されました。
したがって、折りたたみスマホを選ぶときは、バッテリー容量が5000mAhくらいの機種を目安にしましょう。ちなみに通常のスマホは3000mAhくらいのものが多いので、同じバッテリー容量の感覚で購入しないように注意してください。
購入時に加入できる保険は意味あるの?
様々な口コミで折りたたみスマホの実態を調査した結果、折りたたみスマホ購入時に加入できる保険は後悔の声をあげている人が多いことが分かりました。理由はほとんどの保険が購入から1年以内が無料修理の対象になっているのに、折りたたみスマホの壊れやすい時期が購入から2年から3年に多いからです。
口コミによると最初の1年は大事に使うのですが、2年以上経過すると普通のスマホのように雑に扱う人が多くなることも原因になっているようです。そんな状況に加えて、元々通常のスマホよりも耐久性が低いデメリットがあるので、不具合の声が増加傾向になるのでしょう。
まとめ
折りたたみスマホは大画面で操作できたり、ファッション性に優れていたりするメリットがある半面、壊れやすいのを実感して後悔の声をあげているユーザーが多いです。また、折りたたみスマホは安くても値段が10万円近くする機種が多いので、値段の割に利便性を体感できない人も多く、買う前に使用目的をはっきりさせたほうが後悔しないでしょう。