electronicKnowYourCustomerの台頭で、インターネット上で証明写真を提示することが多くなりましたが、同時に注目されているのが証明写真アプリです。果たして本人認証のために使えるような写真なのかと気になる人もいることでしょう。そこでこの記事では、証明写真アプリの危険性について紹介しています。意外と気づかない注意点も紹介しているので、これから履歴書や本人確認を提示する予定の人はぜひご覧になってください。
証明写真アプリの法律違反の危険性
証明写真アプリを使ったときに一番危険とされているのが、私文書偽造罪の法律違反です。私文書偽造罪とは簡単に説明すると、公的文章で証明するための書類に虚偽の情報を使うことを指します。つまり、相手に綺麗に見られたいからと証明写真アプリの機能を使って、肌を綺麗にしたり若い頃の写真に編集したりする行為をすると法律違反になります。ましてや他人の名前を使ったり、免許証などの公的文章に証明写真アプリの写真を使うと、10年以下の懲役に科される場合があります。
一方履歴書に使う写真に証明写真アプリで編集した写真を使っても違法にはなりません。しかし、実際に面接を受けたときに随分編集しているなと思われ、不採用になるケースもあるので、証明写真アプリを使ってもあまり編集しないように気を付けましょう。
控えた方が良い証明写真アプリの機能について
証明写真アプリの機能で、控えたほうが良いとされる機能はAI編集機能です。証明写真アプリのAI編集機能を使うと芸能人顔負けの綺麗な写真ができますが、AI機能を使うと肖像権を侵害してしまう危険性があります。
理由はAI機能で使われている顔パーツには、他人の顔写真を使っているケースが多いからです。その上使っている顔パーツの写真が、著名人やモデルの顔写真だった場合は、賠償金を請求される危険性もあります。AIに関する法律が整備されていないので、証明写真アプリを使っても問題ないという見方もできますが、危険性が少しでもあるなら利用は控えたほうが良いでしょう。
採用担当者にバレる危険性はあるの?
採用を勝ち取るために、証明写真アプリの写真を使おうとしている人は、バレる危険性があることを念頭において使いましょう。一番バレるとされているのが、必要以上に写真を綺麗にする機能を使った場合です。特に美肌機能はほくろやシミを消すほど使ってしまうと、面接で実際に会った時にバレてしまいます。そのため、美肌機能を使うくらいなら化粧をしたほうが良いでしょう。
反対に自然な写真の仕上がりなら証明写真アプリを使ったとバレる危険性はほとんどありません。ただし、映像や写真編集や制作をしている会社は、当然編集の細かい粗を見分けられる人がいる可能性もあるので、どうせバレないだろうと油断するのはおすすめできません。
証明写真アプリをeKYCに使ったときの危険性
electronicKnowYourCustomerに証明写真アプリを使うと、認証できない危険性があります。特にelectronicKnowYourCustomerは専用の撮影アプリを使っている場合が多く、スマホカメラの解像度が低いと何度撮影しても認証できない場合があります。筆者も銀行口座を作るときにelectronicKnowYourCustomerを使って認証しようとしましたが、スマホカメラの解像度が悪くて結局書類郵送による認証に切り替えて口座を作りました。
誤認逮捕される危険性について
セキュリティ対策がされていない証明写真アプリを使うと、誤認逮捕される危険性があります。2026年3月30日アメリカのテネシー州で発生した事件によると、インターネット上の写真をアプリやAIなどで編集して犯罪者の顔に似せて他人に罪を着せたという事例が発生しています。事件は既に誤認逮捕として処理され、逮捕された女性は釈放されていますが、5カ月も警察に拘留されてしまいました。この様に信用性の無い証明写真アプリを使ったり、インターネット上に自分の写真を公開すると、事件に巻き込まれる危険性があります。したがって、証明写真アプリは信用性のあるものを使ってください。
証明写真アプリを使った闇バイト事件とは
証明写真アプリの中には闇バイト募集者が提供しているものがあり、公的文章を偽造するために撮影した写真を悪用される危険性があります。よくある事件ではSNSで闇バイト参加者を募集して、専用の証明写真アプリで顔写真を撮影させ、それを生活保護などの行政サービスを受けるために使われるといった事案です。闇バイトの厄介なところは、証明写真アプリで集めた個人情報を使って、人を脅迫してくる危険性があるという点です。つまり「お前も闇バイトに参加したんだから共犯だ!警察に知らせたらお前の家に行くからな!」と言われるわけです。そのため、証明写真アプリは大企業が配信しているものを利用しましょう。
証明写真アプリの意外な落とし穴
証明写真アプリを使うときに意外と見落としがちなのが、ホワイトバランスの調整です。証明写真アプリによってはアプリの光源設定とスマホのカメラの相性が悪く、背景と服装が同一化してしまい、不適切な証明写真になることがあります。
そのため、証明写真アプリを使うときはできるだけ自然光の影響が期待できるお昼にして薄暗い場所や夜の撮影は控えることをおすすめします。また、指定された証明写真の背景の色が身の回りに無い場合も考えられるので、提示先の証明写真の規定をよく確認し、証明写真アプリでは無理だと判断した場合は駅などにある証明写真機を利用しましょう。
おすすめの証明写真アプリ
おすすめの証明写真アプリは、就職や転職サービスが提供しているアプリです。特におすすめなのはIndeedJobsが提供している履歴書カメラで、大企業が提供していることもあり撮影した写真が悪用されるなどの危険性を聞いたことが無いです。ちなみに証明写真アプリで撮影した写真をコンビニで印刷できるところも大きなポイントで、値段も200円から300円と非常に安いです。さらにIndeedJobsではパスワード管理アプリも配信しているので、就活用に様々なオンラインアカウントを使う予定の人は、パスワード管理アプリの危険性を理解した上でのご利用をおすすめします。
まとめ
証明写真アプリは利用時の危険性を熟知しておかないと、法律違反を犯してしまう危険性があります。また、自分が法律違反を犯したつもりが無くても闇バイトなどで脅迫される危険性もあります。したがって、証明写真アプリは就活の場を提供している企業の公式アプリを使ってください。なお、それ以外の証明写真アプリを使うときは、実際に面接したときに別人だと思われないように過度な編集機能を使うことを控えるのが重要です。








