皆さんはiPhoneやAndroidの充電をしていて、中々画面の充電ゲージが満タンにならないと感じたことはありませんか?実はiPhoneやAndroidの充電は、複数の条件の内1つでも当てはまると充電できなったり、充電速度が遅くなったりすることがあります。したがって充電できない人は、この記事で紹介しているiPhoneやAndroidの状態の内、当てはまるものがないかを確認してください。
【なぜ?】iPhoneやAndroidの充電がすごく遅い!
iPhoneやAndroidの充電が遅いと感じる人は、急速充電対応の充電機器を使っているかを確認してください。急速充電はアダプターと充電ケーブルが両方対応していないと、充電速度が早くなりません。急速充電に対応していないアダプターやケーブルで充電している場合、スマホを使っているとバッテリー残量が中々増えないことがあります。そのため充電するにはスリープ状態にして放置するしか解決方法はありません。
バッテリーとパフォーマンス設定が充電速度を左右する!
iPhoneやAndroidの充電が遅いと感じる場合、スマホの設定を変えることで改善する場合があります。やり方は設定アプリのバッテリーとパフォーマンスという項目を開いてください。次にバッテリーの点検という項目を開くと、消費電力の多い項目のオンオフを切り替えられる画面にいけます。この画面では特に以下の設定項目を切り替えると消費電力を抑えて、充電速度をあげられます。
- 常時オンディスプレイをオフにする
- デバイスをロックしてから10分後にメモリを消去する
- 位置情報サービスをオフにする
- 通知受信時に画面のスリープを解除しない
- 15秒間操作が実行されない場合にデバイスをロックする
充電速度をさらに早くする設定
常時オンディスプレイやデバイスロックの設定を見直しても、iPhoneやAndroidの充電が遅いと感じる人は以下の設定を変更してみてください。特に画面のダークモードは画面の明るさを低くする設定を併用すると効果的です。また、画面のリフレッシュレートを下げる設定も、ゲームをしていなければほとんど支障はありません。
- バッテリーを消耗するアプリを閉じる
- ダークモードをオンにする
- 画面のリフレッシュレートを60Hzに下げる
- ポータブルホットスポットをオフにする
- 触覚フィードバックをオフにする
- アプリの自動起動を許可しない
ポータブルホットスポットとは、自身のWifi回線を他の人にも使えるようにする設定なので、1人でスマホ使っている場合は切っても支障はありません。さらに触覚フィードバックもメールなどの受信を振動で伝える機能なので、使わない人は切ってしまいましょう。
急速充電にしても遅いときの対処方法とは
急速充電するための機材を揃えてもiPhoneやAndroidの充電が遅いと感じるときは、バッテリーの寿命が尽きようとしている可能性が高いです。仕組みを詳しく説明すると、iPhoneやAndroidに使われているリチウムイオン電池は、正極と負極にあるリチウムイオンがそれぞれの極を行き来することで充電と放電を繰り返せるようにできています。しかし、リチウムイオンが行き来する度に化学反応が鈍くなったり、リチウムイオンの働きが弱くなったりしてきます。
これがバッテリーが充電できない事態に繋がっており、解決するにはバッテリー交換をするしかありません。
スマホバッテリーの劣化を見抜く方法
iPhoneやAndroidの充電速度が遅いときは、リチウムイオン電池が膨張していないかを確認してください。特に4年以上使っているiPhoneやAndroidは、背面のボディパーツがバッテリーの膨張に押されて少し曲がってくるので、経年劣化をすぐに見抜くことができます。
これはiPhoneやAndroidのバッテリー内部にある電解液が、酸化分解されることで発生する現象で、リチウムイオンと化学反応を起こすことで膨張率はさらに高くなります。修理する方法はないので、専門店や公式店舗でAndroidやiPhoneバッテリー交換を依頼しましょう。
充電速度がいきなり遅くなったのは過放電が原因かも?
iPhoneやAndroidの充電が遅い理由は、過放電と呼ばれる電池に負担をかけている状態が原因かもしれません。過放電とはバッテリーの残量が無いのに無理やりスマホを使おうとしている状態です。
例えば皆さんは意図せぬときにスマホのバッテリーが無いことに気づき、すぐに使いたいからと充電ケーブルを差し込んだ直後にスマホの電源を押したことはありませんか?実はこの行為はスマホのバッテリーに負担をかける行為で、続けていると突然充電速度が遅くなる場合があります。
この様な状態に陥らないようにするためにも、充電は余裕を持ってこまめに行いましょう。ただし、バッテリー残量が100%なのに充電をすると今度は過充電という状態に陥り、バッテリーに負担をかけて充電速度が遅くなることが危惧されます。
発熱による充電速度が低下する可能性について
冬場の暖房器具の傍や、夏場の直射日光の当たる場所にiPhoneやAndroidを置くと、発熱して充電速度が遅いと感じることがあります。これはiPhoneやAndroidのバッテリー内部にあるリチウムイオンが発生させる化学反応が極端に早くなるためです。実はリチウムイオン電池内部にある電解液は非常に発熱しやすく、人間が爪で刺激を与えただけでも火が発生することがあります。
特に使い込んだバッテリーは、電解液に過度の電気を保有している可能性があり、このアンバランスな状態が充電速度を遅くすると言われています。したがって、暖房器具の傍や直射日光の当たる場所で長時間スマホを使わないようにしましょう。万が一バッテリーが熱くなっていたら、バッテリーを冷ましてから充電するのが正しい対処方法です。
まとめ
iPhoneやAndroidの充電が遅いときは、バッテリーに何等かの問題が発生しているか、急速充電に対応している充電器を使っていないことが原因でしょう。特に急速充電は未対応の物を買ったり、誰かの充電器と間違えて持って帰ったりなどすることがあるので注意が必要です。一方バッテリーのトラブルは基本的に修理することでしか解決できませんが、この記事で紹介した対処方法を実践することでバッテリーの寿命を延ばすことができるので、必ず実践しておきましょう。