PS5がうるさいのはなぜ?冷却ファンはいる?その他不具合の対処法

最新ゲーム機としていろんな娯楽を提供してくれるPS5ですが、せっかく楽しく遊んでいるのになんかすごくゲーム機がうるさいと感じたことはありませんか?最新のゲーム機なんだからもっと静かに動かせんのかと思う人は、この記事で紹介しているPS5不具合の対処方法をご覧いただくことをおすすめします。

特に静音関係のトラブルを中心に紹介しているので、PS5から少し変な音がすると思った方もぜひこの記事をご覧になってください。

なんでPS5はうるさいの?

PS5がうるさい理由は、何らかの理由で冷却性能が落ちてしまい、必要以上にファンが動いてしまっている可能性が高いからです。実はPS5はスリムな形状にするため、冷却ファンも小さなものを搭載しており、普通のパソコンと比較して冷却性能が低いという欠点があります。そのうえ、排気口や吸気口に埃などのゴミが付着していると、本体内部に熱が蓄積されていき、冷却パーツが必要以上に音を立ててしまいます。また、埃が付着していなくても、吸気口や排気口付近に物を置いていると発熱の原因になるので、PS5がうるさいと感じたときはまず周囲の清掃やPS5の配置場所を再検討してみましょう。

特に吸気口のある正面と排気口のある背面に壁や物などの障害物がある場所はおすすめできません。

横置きと縦置きでうるさくなる頻度が違うのは本当?

PS5を設置するときは、横置きのほうがうるさいと感じる頻度が少なくなります。その理由は埃の蓄積速度が違うからで、縦置きにすると本体上部に埃が蓄積しやすくなり、徐々に溝の内部にまで埃が入り込んで掃除しにくくなります。

対してPS5を横置きにした場合、専用スタンドを設置する必要がありますが、埃が蓄積してもPS5の白い側面を軽く布巾で拭く程度で済みます。ただし、横置きにしても毛の長いカーペットの上に置いてしまうと、埃が吸気口や排気口に付着しやすくなるので、カーペットを使うときは毛の短いタイプをおすすめします。

PS5が必ずうるさくなるゲームって何?

PS5はハイクオリティの3DCGを表示するゲームで遊ぶと、うるさいと感じることが多いです。特に以下に紹介するタイトルは個人的にPS5がうるさいと感じたゲームで、吸気口や排気口の埃の有無に関わらずうるさくなります。特に映像が表示されるイベントでは、グラフィックボードなど画面を写すためのPS5の部品がフル稼働するため、どうしてもうるさいと感じるのは避けられません。

  • ファイナルファンタジーシリーズのゲーム
  • 原神
  • 蟻の帝国ーEmpire of the Ants
  • Marvel’s Spider-Man: Miles Morales
  • モンスターハンターワイルズ

PS5各エディションの騒音を比較した結果

通常版PS5とデジタルエディションとpro版の中で、一番うるさいPS5は通常版です。理由は通常版PS5にディスクドライブが付属しているからで、ディスクの読み込み中は特にうるさいと感じるでしょう。対してデジタルエディションとpro版のPS5は、ディスクドライブが付属していないため、動作音が静かになるメリットがあります。

ただし、ストレージドライブにゲームを保存して遊ぶ仕様なので、ダウンロード中はデジタルエディションやpro版でもうるさくなる場合があります。特に100GB以上ある大容量のゲームはうるさくなることを覚えておきましょう。

通常版PS5から異音が聞こえたときの対処方法

通常版PS5からうるさいほどの異音が聞こえたときは、ディスクドライブに不具合が発生している可能性があります。特にカコカコという音や車のエンジンが空転するような音がするときは、ゲームディスクが正しくディスクドライブに挿入されていない可能性があります。そのため、一度ゲームディスクが曲がっていないかを確認した上で再度ドライブに挿入してください。ゲームディスクを太陽光の当たる場所や高温の場所に保管しておくと、ディスクが曲がってドライブに挿入したときに不必要な部分に接触して故障の原因になります。

一方ディスクドライブからじーという虫の鳴き声のような音が聞こえるときは、コイル鳴きという現象で公式サイトでも音がすることは正常という判断を発表しているので、問題ないでしょう。しかし、あまりにも大きい音がするときは、修理が必要かもしれないので、公式サイトに問い合わせをおすすめします。

PS5に冷却ファンは必要なのか徹底検証

もしPS5のファンを頻繁にうるさいと感じるなら冷却ファンが必要です。理由はPS5本体内部にあるファンは籠った熱を全て逃がせるわけではないからです。仮に長時間の使用を繰り返すことで部品の耐久性が落ちてしまい、PS5の寿命が短くなってしまうことも考えられるので、冷却ファンは取り付けたほうがいいでしょう。ただし、SONYが公式に発売しているPS5用の冷却ファンが発売されていないことに注意してください。

つまり仮に冷却ファンを取り付けてPS5が壊れたとしても、自己責任なので修理に出しても受け付けてくれない可能性があります。したがって、冷却ファンを取り付けるときは必ず外付けタイプにしましょう。

PS5に最適な冷却ファンについて

冷却ファンを取り付けても、PS5よりも冷却ファンがうるさいと感じては本末転倒です。そこで冷却ファンにはノートPC用のパッド型冷却ファンの使用をおすすめします。パッド型冷却ファンは放熱性の高いアルミ素材のものが多く、PS5の下に設置するだけで冷却効果が大きく向上し音も静かになります。また、USB電源のタイプもあるのでPS5に取り付けやすい利点があります。

その他PS5の不具合を紹介

PS5の中でも特に有名な不具合は、コントローラーのドリフト現象です。ドリフト現象とはコントローラーに触っていないのにレバーが倒された状態になることで、ゲーム内のキャラクターが勝手に動く原因にもなっています。解決するにはコントローラーを買い替えるしかなく、分解して埃などのゴミを除去しても直る可能性はかなり低いです。また、初期タイプのPS5限定のようですが、内部の液体金属が流出するなどの現象が一部で報告されています。

防止するには専用の純正スタンドを使ってPS5を横置きにすることをおすすめします。なお、液体金属が一度流出すると自分で直すことはできないので、修理に出してください。

まとめ

PS5がうるさいときは、吸気口や排気口にある埃を取り除いたり、発熱しやすい環境に設置することを避けたりする方法がおすすめです。しかし、これらの対策をしても一部のPS5のゲームではうるさいほどにファンが回転するため、外付けの冷却ファンを取り付けるなどの対策をおすすめします。この他にもPS5には初期タイプで修理必須なトラブルが報告されているため、無理に自分で直そうとせず必ずSONYへ修理依頼を出してください。