Switchのファンがうるさいのはなぜ?修理代は?掃除方法も

寝ながら遊んだり、大きな画面で遊んだりの切り替えができるところがSwitchの魅力ですが、たまにSwitchのファンがうるさいと感じることはありませんか?携帯機モードで寝ながら遊んでいると、特にそのうるささを感じる人も多いと思うので、この記事ではSwitchのファンがなぜうるさいのか原因を紹介しています。

ただし、ファンが回っている原因の中には、解決できるものと仕様上さけられない原因があるので、あらかじめご留意ください。

Switchのファンがうるさい理由を徹底解明

Switchのファンがうるさいと思ったり、その数分後にはうるさくなくなったりを繰り返している場合は正常な動作なので問題はありません。理由はSwitchのファンは本体の発熱状態に合わせてファンの動作を調節しているからです。高い処理能力を要求したり大量の保存データがあったりするときは、熱でSwitchが誤作動を起こさないようにファンが高回転で動くのでうるさいです。

ただし、Switchの排気口や吸気口に埃などのゴミが付着していると、不必要にファンが動くので長時間うるさくなります。そこで長時間Switchがうるさいときは、以下の表でSwitchの機種毎にある吸気口と排気口の場所を確認し、何か付着していないかを確認してください。

機種名吸気口の位置排気口の位置
Ninntenndoswitch有機ELモデル本体下部に2か所本体上部に1か所
NinntenndoswitchLite本体背面のNintendoマークのすぐ下2か所本体上部イヤホンジャックのすぐ横
Ninntenndoswitch本体下部に2か所本体上部に1か所
Ninntenndoswitch2大きな穴が本体下部に2か所小さな穴が本体上部USBType-C端子の隣に3か所

Switchファンの音からうるさい原因を特定する方法

Switchのファンから「ジー」という音が聞こえてきた場合、ファンにゴミが付着している可能性が高いです。これはファンのブレードの部分が、付着しているゴミを撫でまわしながら回転しているためなので、吸気口や排気口を覗いてゴミがあるかを確認してください。見つからないときは、吸引ソケットの小さいハンディタイプの掃除機を吸気口や排気口に当ててみてください。大型の掃除機でもゴミの吸着を見込める可能性はありますが、Switch内部のファンがある場所まで吸引できないことが多いのでおすすめできません。

一方「ブーン」という音がする場合は、ファンが故障している可能性が高いです。特に「ブーン」という音からたまに聞こえる「カタカタ」という音は、ファンの中にあるモーターのコイルが古くなって空転している可能性があります。完全にファンが動かなくなる前に修理に出してください。

Switchのファンがうるさいと感じるようになる使用時間とは

Switchは使用時間が長くなると本体が熱くなるので、ファンの動作時間も長くなりうるさいと感じるようになります。特に初期に発売されたSwitchのファンは、ゲームにもよりますが2時間から3時間ほどでファンがうるさいと感じるほどです。一方NinntenndoswitchLiteや現行モデルのNinntenndoswitchは、最大で9時間ほど遊んでもうるさくなりません。しかし、switchの連続使用は耐久度を著しく消費し、ファンがうるさいと感じるまでの時間が短くなっていく要因にもなるので、公式では1時間おきに15分の休憩をすることが望ましいとされています。

また、Switchの限界スペックまで活かした下記のようなゲームも長時間遊ぶとすぐにファンがうるさくなる傾向にあるので注意してください。

  • ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム
  • ポケットモンスター スカーレット・バイオレット
  • イモータルズフィニクスライジング
  • メトロイドプライムリマスタード

Switchのファンが静かにならなくなったときの修理代金について

Switchファンのうるさい状態が続き、静かにならなくなったときは、公式ショップにCPU基板の修理を依頼する必要があります。これはSwitchのファンがCPU基板に取り付けられているためで、任天堂公式サイトには修理費用の目安が以下のように公開されています。

機種名CPU基板の修理費用
有機ELモデル版switch16500円
モデル番号HAC001switch14300円
モデル番号HDH001SwitchLite14300円
モデル番号BEE001Switch227500円

この様に修理費用はゲームソフトが買えるほどの値段で、SwitchLiteに限っては新しいSwitchLiteが買えるほどの値段になります。そのため、Switchのファンがうるさい状態が続いて、修理の必要性が出たときは新しいゲーム機を買うことも検討したほうがいいでしょう。

Switchの掃除方法をレクチャー

Switchの掃除をするときは必ず電源を切った状態で行い、消毒用アルコール以外の洗浄液を使わないようにしてください。また、アルコールを含んでいれば何でも良いわけではなく、消毒を目的としていないアルコールは可燃性で、揮発性も悪く万が一基盤の中に入り込むと火災事故に発展する危険性があります。そのため、洗浄液として使うのは必ずアルコール濃度70%までの消毒液にしてください。

消毒液が用意できたら、布巾に消毒液をしみ込ませ汚れている箇所を拭いてください。排気口や吸気口などの細かい穴の中を掃除するときは、綿棒にアルコールをしみ込ませて使う方法がおすすめです。汚れが取れたらSwitch本体に付着した消毒液が十分に乾くのを待ってから電源を入れてください。

絶対に使ってはいけない掃除用具とは

Switchのファンがうるさいからといって、シンナーやベンジンなどの有機溶剤を使った強力な洗浄液は絶対に使わないでください。本体内部に入り込むと基盤が故障して使えなくなってしまう可能性が高いです。また、パソコンに使うようなエアダスターも使うのはやめましょう。埃に向かってエアダスターを使うと、かえって埃が本体内部に入り込んでしまい余計にSwitchのファンがうるさいと感じる原因を作ってしまいます。

まとめ

Switchのファンがうるさいと思ったときは、まず給気口や排気口に付着したゴミがないかを確認しましょう。掃除をしてもSwitchのファンが「ブーン」と音を立てうるさい状態が続いたときは、ファンや周辺の基盤が壊れている可能性が高いです。任天堂に修理を依頼することもできますが、場合によっては新しいゲーム機が買えるほどの修理費用になるので、修理を依頼するなら新しいゲーム機やソフトを購入したほうがいいでしょう。しかし、買い替えには多額のお金がかかるのも事実なので、普段から消毒用アルコールなどでSwitchの汚れを取って長期間使えるようにしましょう。