位置情報の共有は安全?悪用手口と注意すべきポイントを解説

スマートフォンのアプリには、「位置情報」を活用したサービスがあります。最近ではスマホ 位置情報を共有するアプリも人気があり、待ち合わせなどで使用している方も多いと思います。しかし、こうしたアプリには思わぬ被害に遭ってしまう危険性が潜んでいることをご存じですか?この記事では、スマホ 位置情報の共有による悪用手口と注意すべきポイントを解説していきます。

スマホ 位置情報の共有は安全?

スマホ 位置情報の共有は、結論から言うと安全ではありません。その理由は、位置情報を使ってユーザーの行動を把握することができるため、悪用されると犯罪被害に遭う可能性があるからです。近年、アプリやSNSの位置情報を悪用する手口が増加しており、スマホ 位置情報共有におけるリスクの高さが問題視されています。もちろん、スマホ 位置情報の共有すべてが危険というわけではありませんが、一定のリスクが伴うことを認識しておく必要があるでしょう。

スマホ 位置情報を使用する4つの目的

1.   位置情報に基づく検索結果の表示

Webブラウザなどで検索する際、現在地に関連する検索結果に使用されます。例えば、現在地の近くにあるお店や施設などを検索する場合に、位置情報を活用することで近隣の正確な情報を知ることが可能です。また、ニュースや検索候補も位置情報に基づいて表示することで、ユーザーの利便性を高める目的があります。

2.   位置情報に基づく通知の表示

スマートフォンに通知を表示する際、位置情報を使用するサービスもあります。来店した店舗の情報を通知したり、移動距離や歩数などを教えてくれる健康管理を目的としたサービスにも位置情報が使用されることが多いです。

3.   位置情報に基づく経路の表示

「地図アプリ」や「Webマップサービス」でも位置情報が利用されています。マップサービスでは、現在地の情報や目的地へのルート、交通機関などの詳しい情報を表示するために位置情報が活用されています。

4.   位置情報の共有を行うサービス

現在地を共有するアプリやサービスでも位置情報が使用されています。「友達を探す」アプリや「デバイスを探す」サービスが有名ですが、スマホ紛失や保護者機能に対応している「セキュリティ対策アプリ」や、家族の安否を把握するための「防災アプリ」でも位置情報の共有が使われています。

スマホ 位置情報を使用する主なアプリ

位置情報を使用するアプリには以下のようなものがありますが、サービスによって異なる場合があります。

  • 地図アプリ
  • Webブラウザ
  • 天気予報アプリ
  • カメラアプリ
  • SNSアプリ
  • ゲームアプリ
  • 防災アプリ
  • セキュリティ対策アプリ
  • 位置情報共有アプリ

スマホ 位置情報共有の3つの悪用手口

1.   位置情報共有アプリの悪用によるストーカー

「ストーカー」の手口として、位置情報共有アプリを悪用するというものがあります。位置情報共有アプリとは、スマートフォンの「GPS機能」で現在地を他の人と共有できるアプリです。フレンド登録した友達の現在地や移動速度、スマホ電池残量に至るまで、リアルタイムで確認することが可能です。ストーカーはこれを悪用し、SNSで知り合った相手にフレンド登録させ、住所や行動を把握して付きまといなどの犯罪行為に及びます。

2.   SNSの位置情報を悪用した住居侵入・窃盗

「住居侵入・窃盗」の手口に、SNSの位置情報を悪用するというものも存在します。SNSでは文章や写真などを投稿する際、どこで投稿したものかを表示することが可能です。しかし、投稿や画像に含まれる位置情報や、写っている内容から住所を推測されるリスクがあります。犯罪者はこうした位置情報や写真内容を悪用し、ユーザーの住居へ侵入や窃盗などの犯罪行為に及ぶのです。

3.   スマートタグを悪用した手口

スマートタグの悪用も注意しなければならない手口のひとつです。スマートタグは、荷物などに貼り付けることで位置情報が確認できる、紛失防止ガジェットです。代表的な製品にはApple社「AirTag」などがあり、手軽で便利なため活用している方もいると思います。しかし、第三者の荷物に紛れ込ませてストーカー行為に及んだり、自動車に貼り付けて窃盗に及ぶなど、この機能を悪用した手口が問題視されています。

スマホ 位置情報共有の注意すべきポイント

スマホ 位置情報の共有をする場合は、実際に信頼関係がある人物とのみにしましょう。インターネット上だけの知り合いである場合、残念ながら相手が危害を加える目的を持っている可能性を否定することができません。そのため、現実で信用できる人物とだけつながることで、リスクを最小限に抑えることが可能です。また、SNSを利用する際は投稿や画像に位置情報を含めないようにしましょう。そうすることで、位置情報が不特定多数に拡散することがなくなり、犯罪者に狙われるリスクを防ぐことができます。

最後に

インターネットに接続していなくても、スマホ 位置情報が確認できるオフラインアプリも存在します。スマホ 位置情報の共有を利用する際は、日頃からリスクを心がけて活用しましょう。